dhtakeuti’s thoughts

主に開発やPCについて考えたこと、感じたことの記録

ZenPad 3 8.0 から iPad mini (第5世代) に乗り換えて感じたこと

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iPad mini (第5世代)

約1年 ASUS ZenPad 3 8.0 を使っていたが、iPad mini (第5世代) の発表を機に iPad mini (第5世代) Wi-Fi Cellular 64GB を購入して、2ヶ月程使ってみて感じたことをまとめる。以降は単に ZenPadiPad mini と記述する。

変わらなかったこと

  • 画面は ZenPadiPad mini も同じ解像度、大きさで縦横比も 4:3 で同じ。Web のブラジングやコミック、小説を読む、地図を見るのにはこの比率が良い。動画には上下に黒枠が入るため狭く感じる。動画を見るよりも文章を読む方が多いため、自分にとってはこの比率が合っている。
  • 重さは 300g 程度とほぼ同じ。10インチサイズのタブレットより 150g 程軽くなり、片手で持っても苦にならない重さである。
  • バッテリーの持ちはどちらも終日使っても無くならない。
  • 格安 SIM を使用して LTE で常時通信ができるため、国内なら、ほぼどんな所でも通信できる。

変わったこと

  • 持ってはっきりと分かるほど厚さが違う。共にカバーをつけた状態で、 iPad mini の方が薄い。薄すぎて持ちにくい位だが、これは慣れれば気にならないだろう。
  • ざっくりだが、フォントが綺麗で、文字が読みやすい気がする。最近の Android は綺麗になったが、まだ iOS の方が綺麗に感じる。
  • iPad mini では文字入力時に QWERTY 配列で縦向きにして入力しているが、矢印キーが無いので数文字分カーソルを移動するのが、一々画面をタッチして移動するか、スペースバーの長押しでタッチパッドの様に移動するかのどちらかの方法しかない。大きく移動するときは便利だが、一文字単位で移動する場合にはイライラする。こればかりは慣れても気になる仕様だ。iPad 関連のレビューで文字入力する場合にはキーボードが必要、という記事が多いが、ソフトウェアキーボードに矢印キーがあれば随分改善するのでは無いかと思う。ソフトウェアキーボードで入力中に、カーソル移動のために入力画面に指を移動するのは、直感的なのかもしれないが、煩わしい。
  • ソフトウェアキーボードに Undo / Redo / Paste ボタンが表示される。これは便利(アプリケーション依存?)。
  • IMEApple 純正のみで、あまり賢く無い。ZenPad の方が、標準の IME でも入力頻度の高い単語は記憶してくれる。iOS ではすぐに忘れてしまう傾向に思われる。
  • iOS の設計思想によるが、サンドボックス化が徹底しているため、あるファイルに対して、複数のアプリケーションからアクセスできない。ファイル アプリケーションが導入されて改善しているが自由度は低い。セキュリティーとのトレードオフであるため、悩ましい。

まとめ

iPad mini に変えたのは、OS のサポート期間が長いためである。ZenPad は非常にバランスが良いモデルで、OS のサポート期間以外は不満点は無かった。実際に ZenPad の買取価格も ¥17,500 で思ったよりも高い値段で売却できた。発売から 2年以上経っても、それだけ需要があると言うことだと思う。

iPad mini は第5世代になって、SoC も十分な能力を持っている。自分の使用方法では CPU 能力は既に飽和状態である。4年は使えるかもしれない。

購入時に Cellular モデルにするのは決めていたが、ストレージ容量で少し悩んだ。ZenPad では 32GB で microSD カード無しで収まっており、スマートフォンは 64GB で、まだ使い切ったことがないため、256GB は不要と考えた。動画を溜め込まない限り大丈夫だろう。

ZenPad がまだ十分に使える内に乗り換えるのは、金額の面でしばし悩んだが、セキュリティーの面で不安を感じながら使い続けるのは良くないと結論づけた。

先日、京都に7泊8日の旅行に出掛けたが、旅行中は iPad mini が非常に役に立った。写真はスマートフォンで撮影したが、移動の際に Google Map で経路の確認、電車の発車時刻の確認、現在地周辺の喫茶店探しなどと、この画面の広さが重宝した。特に地図はサイズが小さく、横幅も狭いスマートフォンでは把握し難い。また、重くもなくショルダーバッグ (Patagonia ライトウェイト・トラベル・クーリエ) に無理なく収まる大きさは、知らない土地に行く際には心強い味方になった。