dhtakeuti’s thoughts

主に開発やPCについて考えたこと、感じたことの記録

iPad mini (第5世代) から iPad mini (第6世代) に乗り換える

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iPad mini 6 (2021 Fall)

まだ実機が届いたわけではないので、どう変わったかはわからないが、iPad mini (第6世代) を購入するに至った経緯をまとめる。

もちろん、自分への言い訳である。

購入のポイント

今回購入するにあたって決め手となったポイントは下記である。

  • 接続端子が USB Type-C になったこと。
    • 自分はスマートフォンandroid を使用しているため、充電用ケーブルとして USB Type-C のケーブルは必須である。
    • これまでは、それとは別に Lightning ケーブルを持ち歩いていたが、これを USB Type-C ケーブルに統一できるようになる。複数の長さの充電ケーブルが必要な場合、持ち歩くケーブルの数を減らすことができるのと、ケーブルを間違ることもなくなる。→ ケーブル・マネージメントがし易くなるという話。
    • また、USB Type-C 対応のアクセサリーが使えるようになり、iPhone/iPad 専用でない機器も使えるようになる (らしい)。
    • ただし、AirPods Pro も使っているので、Lightning ケーブルの撲滅はできないでいる。(Beatsを使えば解決するが...)
  • 横向きにしたときにスピーカーが左右のステレオスピーカーになったこと。
    • これまでは、横向きで動画を見ても、片側からのみ音声が出るため、iPad mini で動画は見ないようになっていた。
    • ワイヤレス・イヤフォンを使えば良いのだが、イヤフォンなしで使えるならそうしたかった。
    • これが解消されるので、動画も楽しめるのではないかと期待している。
  • ホームボタンがなくなったこと。
    • ホームボタンはスリープ解除、アプリの切り替え、パスワード解除の指紋認証で使用しているが、それほど使用頻度は高くないが、その割に存在感が大きい。
    • ホームボタンは通常は右手人差し指で押すので、ホームボタンが下にあることで、指の移動が大きくなってしまう点が気になっていた。
    • また、このボタンのためにスクリーン保護フィルムが貼りにくいのと、汚れが溜まりやすい点が使いづらかった。
    • ホームボタンが電源スイッチと一体となることで、ホームボタンの汚れを気にすることはなくなる。また、指の移動量も少なくなることが期待される。
    • ただし、ホームボタン以外のアプリの切り替え方法を覚えるまでは、多少苦労しそうな点がネガティブ要素となる。

上記で購入することを決めた場合に、下記の点が後押しとなる。

  • ホームボタンが無くなったが、Face ID ではなく、Touch ID が採用されていること。
  • Apple Pencil には第2世代だが、引き続き対応すること。
  • Wi-Fi 6 (IEEE 802.11ax) と 5G (Cellular モデル) に対応していること。
  • 画面が若干広くなること。
  • 重量は誤差レベルだが軽くなったこと。
  • SoC は性能が向上していること。(自分の使い方では使い切れないけど)

当然だが、ネガティブの要素もある。

  • Apple Pencil が第1世代から第2世代に変わったため、過去の資産が無駄になってしまう。
    • ただし、使いやすさではどっちもとっちか。どちらも充電方法が鬼門。
    • 地味に高額のため、ダメージは大きい。
  • Lightning 端子を使ったアダプターなどが使えなくなってしまう。
    • これも Apple Pencil 同様に、過去の資産が無駄になってしまう点。
    • 自分の場合は、Digital AVアダプタ が買い直しとなった。これも安価ではない。
  • 3.5mm イヤフォンジャックが廃止された。
    • ただし、自分の環境では既にワイヤレス・イヤフォンに移行してしまったので、今は全く使っていなかった。
  • 画面アスペクト比が 4:3 から 3:2 に近いものになった。
    • ホームボタンがなくなり、ベゼルも狭くなったため、iPad Pro などのように画面が 7.9 インチから 8.3 インチと広くなった。
    • 特にホームボタンが無くなった分、長辺側が広くなって、アスペクト比が縦長なものになってしまった。これは、コミックなど 4:3 がちょうど良いコンテンツには合わない。どの程度違和感があるのかないのかは使ってみないと分からない。
    • 紙資料になじんだ身としては 4:3 の方が落ち着く。
    • 実は短辺側のピクセル数は iPad mini 5 の方が多い。
  • 相変わらず高い。
    • 今回「iPad Pro mini」とでも言えそうなくらい、形が変わった。
    • 性能はそれほどではないが、見た目が iPad Pro シリーズのようになったことで、価格の高さを許容できるような意識の変化を狙っているのではないだろうか?
  • ストレージ容量が、相変わらず 64GB と 256GB の選択肢のみ。
    • 個人的には 128GB が欲しいところ。いつも悩ましい問題となっている。

今回購入したもの

iPad mini 6 と合わせて購入したものを下記にまとめる。

製品名 金額
iPad mini Wi‑Fi + Cellularモデル 64GB - スペースグレイ ¥77,800
USB-C充電ケーブル(2m) ¥1,980
USB-C Digital AV Multiportアダプタ ¥7,480
Apple Pencil(第2世代) ¥15,950
合計 (Apple Store) ¥103,210
ESR iPad mini6 フィルム 2021 強化ガラスフィルム 2枚入り [Link] ¥1,899
エレコム アップルペンシル専用(第2世代) 太軸タイプ ペンタブ風グリップ TB-APE2GFWCCR [Link] ¥973
TECKNET PD 充電器 45W PD対応 GaN採用 2ポート搭載 USB-C×2 折りたたみ式プラグ (TK-PC005) [Link] ¥2,499
Belkin 充電器 USB-C 20W PD - BOOST↑CHARGE (WCH009dqWH-A) [Link] ¥1,683
IVSOJP iPad mini 6 TPU iPad mini 6 2021年版専用ケース(クリア) [Link] ¥1,099
合計 (Amazon) ¥8,153
総合計 ¥111,363

軽く10万円を超えてしまった。

充電器については勢いで買ってしまったが、Belkin の充電器は普段持ち歩き用として小さく収まりがいいこと、TECKNET の充電器は USB Type-C ポートが2つある割に小さく、容量的に ThinkPad X1 Carbon にも使えることがポイント。

これまで旅行用としては Anker PowerPort Atom III Slim (Four Ports) [Link] を使っているが、USB Type-C のポートが1つしかないのが使いにくかった。そこで、小さめの上記の2つを持つことで、USB Type-C のポートが合計3つになる。これで、ケーブルを USB Type-C to Type-C に揃えることができるようになる。USB Type-C to Lightning ケーブルは AirPods Pro 用に1本だけ必要。USB Type-A のケーブルは不要となった。

まとめ

性能的には iPad mini (第5世代) で十分であり、買い替える必要はなかったが、充電がらみの使い勝手を向上することを優先して iPad mini (第6世代) を購入することにした。

決め手は、次の3点。

  • 接続端子が USB Type-C になったこと。
  • 横向きにしたときにスピーカーが左右のステレオスピーカーになったこと。
  • ホームボタンがなくなったこと。